フローリングのリフォーム完全解説!おすすめ素材11種の特徴・費用感

床のリノベーション

フローリングは住宅の中でも常に直接肌に触れる部分のため、素材にこだわる方が多い建材。中古住宅などの場合は、もともと貼られているフローリング材と自分の好みが合わないこともあるでしょう。

そこで本記事では、フローリングをリフォームしてより住宅を快適で心地よくしたいと思った時に知っておきたい、施工方法や素材の選び方について解説をしていきます。

【1】簡単にやりたい?この機会にしっかりやりたい?

1-1.リフォームか?リノベーションか?

「リフォーム」は、へこみや傷の補修、古くなったものを取り替えて元の状態に戻すような内容。リノベーションは内装や設備をより良い新しいものにすることで空間的な付加価値を生み出す内容を指します。

自分が床を変えたいと思った時、まずはどちらを家に望んでいるでしょうか考えてみましょう。それによって施工内容や方法が異なってきます。

当記事のようなフローリングの変更だけなら「リフォーム」の範疇です。

1-2.リフォームの工事方法で判断しよう

フローリングの施工方法は主に2つあります。

張り替え

元の床を剥がし、新しく床を施工する方法です。

  • 普段は見えない床下の状態までしっかりと確認、メンテナンスしたい
  • 床暖房を新しく設置する際に、床に断熱材を新しくして熱効率を上げたい
  • 天井高が低くなるのは避けたい

という場合に適しています。

重ね貼り

現在の床の上にそのまま床材を施工する方法です。

  • なるべく工事の規模を抑えつつ、見た目はリフレッシュしたい
  • フロアシートやカーペットにしたい

場合におすすめです。

施工方法の詳細は「【5分で読める】床の簡単リフォーム!種類と費用をシンプル解説」も確認してみてください。

1-3.床の構造を変えるかどうか

マンションにおいては、

  • スラブ(建物の構造体)の上に直に床材が貼られている(直床)
  • スラブと床の間に空間がある(二重床)

以上の2パターンの床構造があります。構造を変える施工をする場合は、大規模な工事になります。

床の構造を変更する場合はリノベーション、そこまでに至らないものはリノベーションとなります。

【2】フローリング素材の種類

では、それぞれの素材のメリット・デメリットを見ていきましょう。

無垢フローリング

メリット

  • 天然木の風合いや香りを楽しめる
  • 素足で歩いても冷たくなく、肌触りがやさしい
  • 年月を減るごとに色合いの変化を楽しめる

デメリット

  • 反りや収縮が起きることがある
  • 傷に弱い

複合フローリング

メリット

  • 色やデザイン、機能が豊富
  • 価格が安価
  • 耐水性、防汚性が高い

デメリット

  • 種類によっては高級感を出しにくい

フロアタイル

メリット

  • 耐久性、耐水性、防汚性が高い
  • 水拭きができて掃除がしやすい
  • 色やデザインが豊富

デメリット

  • 音が響きやすい
  • 肌触りが冷たく硬い

クッションフロア(CF)

メリット

  • 耐水性、防汚性が高い
  • モノを落としても割れづらい
  • 価格が安価
  • 張り替えしやすい
  • 色やデザインが豊富

デメリット

・種類によっては高級感を出しにくい

カーペット

メリット

  • 吸音性、遮音性、断熱性、安全性が高い
  • 走っても滑りにくい

デメリット

  • ダニ、ホコリが発生しやすい
  • お手入れに手間がかかる

メリット

・吸音性、遮音性が高い
・調湿効果がある
・香りが良くリラックスできる

デメリット

  • ホコリが付きやすい
  • 色あせする
  • 耐久性が低い

コルク

メリット

  • 吸音性、遮音性、断熱性、クッション性、保温性、安全性が高い
  • ハウスダストが発生しにくい

デメリット

  • 価格が高い
  • 色やデザインが少ない

【3】無垢材フローリングのススメ

無垢材のフローリングは木目や表情がその家だけのオリジナル。さらに年月とともに艶や味わいを深めていく魅力があります。

その他の床材は入居時の綺麗な状態がピークですが、無垢材は住みながらエイジングされていく様子、趣を増す姿を感じられ、時を刻むほどに満足度が高まるので、住まいにこだわりたい方にはオススメの素材です。無垢材の特徴や事例を詳しく見ていきましょう。

3-1.色味を選べる

無垢材は樹種によって色味が異なり、オイル塗装をすることで色味を自由に選ぶこともできます。木材のそのものの色に、選ぶ塗料の色がコラボレーションされ、オリジナルの味がある雰囲気が演出できます。

ナチュラルな色味の無垢材
ナチュラルな色味の無垢材床
白い色味の無垢材床
白い色味の無垢材床
深い色味の無垢材床
深い色味の無垢材床

3-2.思い出を刻める

無垢材は傷が付きやすい、シミにもなるのでは…という声がよく聞かれますが、ついたばかりの傷なら水分を含ませることで軽減ができ、いざとなれば表面を削ることでシミもリフレッシュできます。補修は、通常の合板フローリングなどよりも簡単なほどです。

また傷がついたとしても、それがなお良い味に馴染んでいくのは無垢材ならでは。経年変化とともに家族の思い出や歴史を刻まれていくのを楽しめます。

3-3.人気のある無垢材11種類

無垢材にもさまざまな種類があり、樹種によって色合いや木目の雰囲気は全く異なります。

オーク

楢の木の一種です。硬さがあり、虎斑という独自の模様が特徴で、産地によって木目や色合いが異なります。

アカシア

木製食器にも使われるように、硬く丈夫な機能性と力強い木目が特徴です。無垢材としてはお手頃価格であることも人気の理由です。

ウォルナット(クルミ)

高級家具にも使われる、上品で落ち着いた雰囲気の木目が特徴です。淡い色の樹種から、ブラックウォルナットというダーク系のカラーのものまで幅広い種類を持ち合わせます。価格帯は高価ですが、ワンランク上の雰囲気を演出するのにぴったりです。

チーク

硬く丈夫な高級素材です。整った美しい木目や少し赤みがかった独特の色合いが特徴。ヴィンテージ家具などでも人気があります。

木の豊かな香りが強く、美しい木目が和の雰囲気によく似合う素材です。クリア塗装で明るい色が変化していく様子を感じても良し、ダークカラーで古民家のような雰囲気を楽しんでも良し。比較的柔らかい素材です。

パイン

節があり、杉にも似た木目ながら、比較的手頃な価格帯が魅力です。柔らかい素材のため足触りがよく、温かさも感じます。ヴィンテージを感じさせる赤みがあります。

山桜(本桜)

日本の伝統的な家具にも使われてきた桜の木。独特の詰まった木目が印象的です。ほんのり赤みがかった明るいブラウンが特徴です。

バーチ(カバザクラ)

山桜よりも明るく、おとなしい木目のためシンプルな印象を与えられます。クリーム色の優しい雰囲気です。

タモ

カウンター材などにも使われる、硬く粘りのある樹種です。直線的な木目は、すっと伸びるようなスタイリッシュさがあります。

メープル

ピンクがかった淡い色合いが柔らかさを演出するメープル。淡いながらも木目を持ち、少しパールがかったような独特の色味があります。硬い素材のため傷が付きにくいのが特徴です。

ヒノキ

日本家屋や家具などで人気のヒノキ。無垢材の中でも香りの良さは抜群です。比較的柔らかい素材ですが、水に強く耐久性があります。

3-4.暖かい無垢材フローリング

木は熱伝導率が低く、急激な温度変化がありません。木材自体も空気を含むため、床暖房がなくてもほんのり暖かみも感じられるのが魅力です。

一方でさらっとして調湿性もあり、夏は涼しく裸足で歩きたくなるほど。通年で快適に過ごせます。

3-5.水回りはフロアタイルなど

無垢材はオイル塗装をすればある程度の水は弾きますが、水に強い素材ばかりではないので、水回りに採用するのはやはり心配です。その場合は、キッチンやトイレ、洗面所のみフロアタイルなどに切り替えるのもひとつの方法です。

  • 耐水性に優れているフロアタイル

【4】フローリングをリフォームするときの落とし穴

マンションなど集合住宅で床をリノベーションしたい場合は、まず管理規約を確認しましょう。そもそも床に手を加えて良いかどうかの規約があったり、防音に配慮した床材や建材を使わなければいけない場合もあります。もともとの床材と同じ素材にしなければならない物件もあります。

【5】床暖房を設置する絶好のタイミング

もしも床暖房を設置したいと考えているなら絶好のタイミング。フローリングを張った後からでは大掛かりな工事となってしまうため、同時に検討してみてください。

床暖房の種類によって床を剥がすタイプ、上貼りで大丈夫な機種などがあります。無垢材のフローリングにする場合は、床暖房対応の無垢フローリングを選ぶ必要があります。

【6】費用を抑えるため自分で床をDIYしたい

フローリングのリフォームは費用も高いので、できることならDIYで費用を抑えたい…という方もいらっしゃるかもしれません。

とは言っても、床の施工はプロでも専門の技術が必要なため、難易度が高いものです。広いスペースは時間も労力も必要で、端部の処理など細かな所の仕上げを綺麗に納めるのは素人ではなかなか大変です。家全体が張り替え範囲であったり、構造から変える場合は、プロの力を借りるのが妥当でしょう。

やっぱりDIYにチャレンジしたい!という場合は、まず小さな部屋からトライしてみましょう。フローリングのDIYについては、「DIYで実現する床の張替えリフォーム!【リビング・浴室・キッチン編】」の記事も参照してみてください。

【7】おすすめ!フローリングリフォーム業者の見つけ方

リフォーム・リノベーション会社や工務店、ハウスメーカーなど様々な選択肢がありますが、それぞれが得意とする傾向を掴んで吟味しつつ、必ず2~3社に相見積もりを取りましょう。担当者がきちんと要望を汲み取ってくれるかどうか、相性を見ておくことが大切です。

床だけの張り替えで既に使いたい床材が決まっていれば、製品を熟知している床材メーカーのリフォームショップもオススメです。

まとめ

フローリングのリフォームは、予算はもちろん、工事中は家具の移動も大変ですから、トータルの工事期間も考慮しておきましょう。

自分で自分の家を作り上げていくのが好きであればDIYに挑戦するのも一つの手ですが、床だけでなくトータルでの空間提案や施工を望むのであれば、リノベーションもおすすめ。

自分の個性とセンスが生きるオリジナルの空間へと生まれ変わるのがリノベーションの良さですから、これを機に、自分にとっての理想の家の姿を考えてみてはいかがでしょうか。

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