キッチンリフォームの費用はいくら?メーカー6社の商品相場も公開!

キッチンリノベーション事例

毎日使うキッチンは、年々商品も進化し、使いやすく機能的なものが展開されています。消耗品であるキッチンや配管は、10年から15年がリフォーム時期の目安。取り替えを検討するのはもちろん、ライフスタイルに合わせたレイアウトや動線なども一緒に変えたいと考えるケースもあるでしょう。

とはいえ、キッチンのリフォームはいくらくらいかかるのか、どんなことができるのか。そんな事前に知っておくべき内容を解説します。

【1】キッチンリフォームの2つの費用

1-1.本体価格

本体価格とは、主に以下の項目で構成されています。

  • キッチンの基本本体の価格
  • 食洗機やグリル、フードなどのオプションやグレードアップの費用
  • キッチンの配送・組み立て費用

その他にキッチンパネルを同メーカーでプランに入れる際は、キッチンパネルの価格や施工費が含まれるようになります。

1-2.工事費用

キッチンをリフォームするためには、養生や解体、設置・美装(クリーニング)まで数々の工程を踏む必要があります。専門用語が多く難しく見えるかもしれませんが、基本的には以下のような項目で構成されています。

仮設工事費
工事中に他の部分を傷つけないようにする養生費や、工事終了後の美装クリーニングが含まれます。工事中に外部に仮設トイレを設置する場合はその設置・汲み取り費用が入ります。

解体工事
旧キッチンの解体・撤去の費用です。傷んだ床を同時に修復するなどの場合はその費用も含まれます。

木工事/電気工事/設備工事/内装工事
大工による解体時の修復や補強、キッチンと接続するための電気工事や配管設備工事、設置後の床材やクロスを仕上げる工事などが含まれます。壁を漆喰で仕上げる場合は左官工事、タイルで仕上げる際にはタイル工事が入る場合もあります。

諸経費
現場管理費用や交通費などが含まれます。

【2】キッチンリフォームの相場

単にキッチンを取り替えて補修をするのか、キッチンの交換と同時に内装や間取りもリニューアルをするかなど、完成のイメージで工事費は異なります。キッチンを移動するなら、電気工事や設備配管など工事も多項目にまたがるため、予算は高額になるでしょう。

では、どのくらいの予算でどのくらいの規模の工事ができるのか、目安となる内容の例をご紹介します。

50万円未満のキッチンリフォーム

必要最低限の予算と工事で設備をグレードアップする場合の価格帯です。現状のシステムキッチンのIHヒーターを取り替える、レンジフードを新調する、水栓を交換するなどキッチンのパーツの新調が可能です。現状使っているキッチンが対応できる形状であれば、食器洗い乾燥機の設置もできます。

50~150万円のキッチンリフォーム

現在のキッチンの場所はそのままに、本体を丸ごと新調したい場合はこちらの価格帯になります。キッチン自体のグレードや価格によって大きな幅が出ます。システムキッチンを交換したい場合は最低50~60万円、オプションや機器にこだわりたい場合は100万円~程度の予算を見ておくといいでしょう。

150~250万円のキッチンリフォーム

「壁付のキッチンを対面型にしたい」「アイランドキッチンを設置したい」など、キッチン空間自体を大幅に変えたい場合に多いのがこちらの価格帯。周辺の床や壁、設備配管などの工事の費用が含まれます。

250万円以上のキッチンリフォーム

キッチンを含め、住まい自体の大きなレイアウト変更が必要な場合は多めの予算を見ておきましょう。「1階から2階にキッチンを移動したい」「使っていない部屋を含めてLDKに間取りを変えたい」など、ライフスタイルに適した配置変更によって暮らし自体を見つめ直すような工事の場合は、大型リフォームになります。

【3】相場より高くなるケース

キッチンリフォームの見積もりを取ってみたら、予想していた工事金額よりも高かった、という場合もあるでしょう。リフォームは変えたい部分だけを切り取って交換する、ということはできません。キッチンを設置するために躯体の補強が必要だったり、同時に傷んでいる部分を発見した、床下がシロアリの被害があった…など予想外の工事が発生することもあります。

それ以外で、大きく予算に関わるのは主役であるキッチン本体のグレードです。キッチンは大きさやI型、L型、アイランド型などさまざまなスタイルがあります。さらに、設備機器にもグレードがあり、こだわるほど全体の予算は上がります。

【4】主要キッチンメーカーの商品相場

では、キッチンにはどんな価格帯のグレードがあるのか、メーカー別に相場を見てみましょう。

なお、通常リフォーム会社からの見積もりでは、定価から値引きがされた金額で提示されることがほとんど。会社によって取引の多いブランドはその分値引き額も大きくなる傾向があるので、得意なメーカーを尋ねてみるのもおすすめです。

LIXIL(リクシル)

シンプルで使いやすいキッチンを揃えています。建材メーカーでもあるので、家全体で統一感のある色味を選べるのも魅力。

  • スタンダード『シエラ』:約70万円
  • ミドルクラス『アレスタ』:約90万円
  • ハイグレード『リシェル』:約150万円

Panasonic(パナソニック)

家電や建材など住まいに関する総合メーカーらしく、設備機器もオリジナルの商品を取り入れています。

  • スタンダード『ラクシーナ』:約60万円
  • ミドルクラス『リフォムス』:約80万円
  • ハイグレード『L-クラス』:約100万円

TOTO(トートー)

グレードは2種類のみですが、「かゆいところに手が届く」オリジナルの機能性やこだわりが見られ、デザインも洗練されています。

  • 『ザ・クラッソ』:約120万円
  • 『ミッテ』:約170万円

クリナップ

清潔感にこだわった、オールステンレスキッチンが人気です。

  • スタンダード『ラクエラ』:約50万円
  • ミドルクラス『クリンレディ』:約60万円
  • ハイグレード『S.S.(エスエス)』:約100万円

IKEA(イケア)

世界中で人気のインテリアショップIKEA。キッチンは各パーツやユニットを自分の好みで組み合わせていくスタイルです。店舗はショールームも兼ねているので、さまざまなアイデアを参考にできます。

  • 約40~100万円

ニトリ

何と言ってもお手頃価格が魅力のニトリ。家具だけでなくキッチンも展開しています。

  • スタンダード1『BSライトプラン』:約16万円
  • スタンダード2『BS2プラン』:約20万円
  • ミドルクラス『M2プラン』:約30万円
  • ハイグレード『SHプラン』:約40万円

【5】キッチンのオプション機器

キッチンの本体価格は、パーツ毎のグレードでも価格が変動します。どの部分を変更すると価格が変わるのかを押さえておきましょう。

扉の色バリエーションや素材、取っ手などにグレードがあります。高いグレードになるほど高級感があり、傷や汚れに強い素材が採用されています。

天板

人工大理石や天然石にすると価格が上がります。メーカーによってはタイル天板仕様がありますが、下地までが製品で、タイル工事が別途必要な場合もあります。

ビルトイン機器(食洗機・オーブン・ガスコンロ等)

家電に近い分野であるビルトイン機器は、機能や性能にこだわるほど価格が大きく変動しやすい項目です。食洗機を新設する場合には配管工事や電気工事など付帯工事費も発生します。

レンジフード

スリム型やオイルフィルターがあるなど、デザインや機能が付加されると価格が変わります。またアイランド型やペニンシュラ型のキッチンはレンジフードに化粧板が必要なため、壁付タイプより高価になる傾向です。

シンク

大きさや形状などで価格が変わります。ステンレスタイプが最も安価で、人工大理石、陶器などは高額になっていきます。

水栓・浄水器

組み合わせる水栓の種類や、浄水器をつけるかつけないかで価格が変わります。シャワー水栓やタッチレス水栓などの機能付きのものや、輸入のデザイン水栓などもあります。

浄水器は本体と一体型か、後付タイプかでも大きく価格が変わります。また製品によっては交換カートリッジが必要でランニングコストがかかるものもあるので事前に調べておくと安心です。

【6】キッチンリフォームの費用を抑えるコツ

グレードによってキッチンの価格は変動しますが、グレードだけでなく、オプション機器の数も全体の予算に大きく変わります。キッチンのショールームやカタログを見ると、新しいものや便利なものがどんどん欲しくなってしまいますよね。ですが、「本当に必須なのかどうか」「予算をどのくらいに抑えたいか」を忘れずに機器を選びましょう。

水栓やビルトイン機器など、パーツだけが交換できるようなものは将来そこだけを交換することも可能です。リフォームの際に後から変えられないもの、自分たちの暮らしにどうしても必要なものは何かを優先して選んでいくようにしましょう。

まとめ

キッチンのリフォームについて、概要を掴んでいただけたでしょうか。毎日使う場所だからこそ、リフォームで暮らしがぐんと便利で快適になるのがキッチンですが、選択肢によって価格は大きく変わります。

キッチンリフォームで一番予算を左右するのがキッチン本体やオプション価格。事前に希望のプランのキッチンで工事費がどのくらいになるか知っておくと、的確な見積もりを取ることができます。

設置してから後悔しないためにも、リフォームを考えたらまずはショールームへ行き、希望のイメージと予算が見合っているかどうか、バランスを検討しておくと安心です。

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