土間リフォーム!子育てや暮らしを楽にするオススメ事例7選

土間リノベーション事例1

土間…と聞くと農家などの古い家を連想するかもしれません。しかし、現代の土間は西欧風家屋にも、マンションにも備え付けられ、自由でユースフルでおしゃれ。普通の玄関を土間にするだけでも家の使い勝手と空間の広がりが向上します。

子育てや暮らしが今よりももっと楽になる、そんな土間リフォームのポイントと、参考になる土間リフォーム事例7選をご紹介します。

1.土間とは何か、ご存知ですか?

土間とは、本来は昔の日本家屋によく見られた、玄関と居室の間に作られた土足で歩けるスペースのことです。昔の土間は基本的に地面とほぼ同じ高さで、床は土のままであることが多く、一段高い場所に作られた居室と区別される場所でした。

多くの場合、土間には炊事場があり、農機具や漁具の手入れを行うような作業場としても利用されていました。三和土(たたき)と呼ばれることもあって、その名前は土に消石灰やにがりなど3種類の材料を混ぜ合わせ、叩き固めて仕上げることから来ています。

現在の土間にキッチンを設置するケースはまれですが、そのスペースが屋内と屋外の中間的存在となるのは変わりません。用途は使う人によってさまざまで、昔よりもフレキシブルなものになっています。

戸建住宅だけでなくマンションにも作ることが可能で、見た目に開放感があって現代的なデザインにアレンジできます。

2.土間のメリットとデメリット

では現在、リフォームやリノベーションによって土間を作るメリットとは何なのでしょう。デメリットとあわせて見てみましょう。

土間のメリット

まず玄関スペースが広くなることで靴の置き場に困らなくなります。靴だけでなく、自転車やベビーカー、スポーツ用品、観葉植物、何か趣味の物を置くこともできます。

また、DIYなど土足で作業する場所や、ペットがくつろぐスペースとしても土間は活用可能です。ベランダと違って屋根も壁もあるので、鉄製の脚立や灯油タンクなど、風雨にさらされると困る物の収納スペースとしても活躍します。汚れたその場で洗い流せるのも土間の魅力です。

土間のデメリット

デメリットとしては、冬場は冷えやすいので何らかの対策が必要なことが挙げられます。さらに居室にも冷気が入り込みやすい、高齢者や障害者には段差が邪魔になる可能性があることなども難点となるかもしれません。

3.土間の床素材の種類

昔の土間の床は土に石灰などを混ぜて固めて仕上げる方法が一般的でしたが、現在の床素材はそれとは違っています。代表的な床材は次のとおりです。

タイル

タイルは通常の玄関の床材としても使用されることの多い素材です。色や形が豊富で、なめらかですべすべしているものから自然石風でざらついたものまで、手触りや雰囲気も異なるものが選べます。

主流は吸水性がほとんどなく掃除や手入れがしやすい磁器タイルでしょう。テラコッタタイルも吸水性が高くシミになりやすいものの、素焼きそのままの雰囲気が楽しめるため人気があります。

モルタル

モルタルはセメントと砂を練り混ぜて作る素材です。タイルや天然石と違って目地のない仕上がりになり、コストも比較的抑えられます。

見た目が味気ないものになる、ヒビ割れができやすいといった面もありますが、マットで雰囲気のある仕上がりにすることも可能で、今どきのおしゃれな土間とは相性が良いでしょう。コンクリート打ちっぱなしなどのテイストが嫌いでなければ十分に選択肢に入ります。経年によるヒビ割れなども味わいの一部と考えられます。

天然石

天然石は大理石や御影石を使うのが一般的です。高級感があり、耐久性も備えています。ただし、自然素材なので小さな孔が空いていたり、シミができやすかったりといった一面もあります。石によっては酸性の洗剤が使えないなど、手入れがやや大変です。

4.土間素材の選びかた

土間の床材を選ぶ際は、居室全体とのコーディネートを考える必要があります。両者の印象がかけ離れていると統一感に欠けるばかりか、居室が狭く感じられてしまうためです。

また、玄関扉を開けて入ってきたときの雰囲気も重要です。玄関側から見たときと居室側から見たときにどちらもしっくりとくるデザインと、それに合った床材を選ぶようにしましょう。

さらに、掃除のしやすさと滑りにくさも配慮したいポイントです。土間は玄関からの埃が入りやすく、土足で汚れやすく、雨の日などは水に濡れることもある場所。手入れが簡単か、水に濡れても滑らないかどうかもチェックしてください。

5.土間リフォームの費用・値段

リフォームして土間を新しく作るには、もともとの床材や壁紙・壁材の撤去費用、新しい床材の費用、工事費用などがかかります。目安として、3畳程度なら30万円前後からリフォーム可能です。床暖房や収納が必要ならその分の費用が加算されます。

6.土間リフォームのアイデア7選

ここからは実際のリフォーム事例を見ていきます。土間のリフォームを考える上で、真似してみたいアイデアや理想の住まいのインスピレーションが得られるはずです。

趣味の革靴づくりを満喫する土間工房

土間リノベーション事例2

土間を革靴づくりの作業ができるスペースとして確保。ベンチタイプの長椅子を置いているのも便利そうです。リビングの横に工房をレイアウトすることで家族とコミュニケーションを取りながら、家族の革靴を製作できるようになりました。

ロードバイク2台をディスプレイする土間玄関

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玄関を以前の約2.5倍に広げて、土間としてリフォームしています。ロードバイクを2台ディスプレイして、そのまま土間でメンテナンスもできるのが便利。大きな窓もあり、開放感溢れるスペースになっています。

仕事部屋とプライベート空間を切り替える土間

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L字型の土間と、土間からのみ入れる独立した一室(=仕事部屋)を配置。ご主人が自宅で音楽関係の仕事に携わっているため、防音室が必要というニーズから生まれたオーダーメイド設計です。靴は壁の棚に並べて、見せる収納にしています。

趣味も収納もオールマイティな土間玄関

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玄関と玄関ホール、その隣にあった約4.5畳の洋室を一体化して土間を新設しています。自転車を置き、壁に棚を作り付けて本を並べても、まだまだ余裕のある広さが魅力的。ベッドルームと土間を仕切る壁には大きな窓があるのも斬新です。

テーブルを置いて夫婦でお酒を楽しむ土間空間

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リフォームであえて「だだっ広く」したリビングダイニングと、こちらも広々とした玄関土間。しかもその土間からは土足のまま、さらに広いルーフバルコニーに出られるという作りになっています。バルコニーにテーブルを置いて、外の景色を眺めながら夫婦でお酒を飲むのが至福のひとときとのこと。

土間で叶えたマンション縁側

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玄関を土間にすると同時に、バルコニーから居室に入るところにも土間仕様のインナーテラスを設置。他にも室内に小さな坪庭を作るなど、半屋外的要素を積極的に家の中に取り入れるという考えを実践しています。インナーテラスには鉢植えの植物を置き、マンションなのに縁側があるような雰囲気を醸し出しています。

ベビーカーも三輪車も!子育てしやすい土間玄関

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土間を作って玄関を以前の2倍強の広さに。それだけでベビーカーや三輪車を置いておける余裕あるスペースを確保可能です。土間のすぐ隣にウォークインの納戸があるのも使い勝手の良さを向上させています。

まとめ

土間リフォームにはさまざまな利便性があることがおわかりいただけたでしょうか。玄関が狭い、暗いといった不満をお持ちなら、広々として開放的な土間を作ることをおすすめします。

また、土間だけを新たに付け足すのではなく、居室とあわせてトータルなリノベーションを実施すれば、より統一感のあるデザイン、全体の快適性を考えた設計が可能になります。古くて新しい、土間空間を活用する暮らしを考えてみてはいかがでしょう。

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