ご存じですか?和室リノベーションして広いLDKにする3つの方法と費用

和室リフォーム事例1

リビングに隣接した和室があるけれど、なんとなく使い勝手が悪いと感じている人は、リノベーション(リフォーム)を検討してみることをおすすめします。洋室化してリビングと一体化させれば、今よりも広くて満足度の高いリビングが実現するかもしれません。今回は、和室をリノベーションして広いLDKにするためのプランや費用、事例などをご紹介します。

1.和室をリビングと一体化させるリノベーション3種類

リビングに隣接した和室であれば、和室とリビングを一体化させることによって、リビングを広くすることができます。この場合、何を優先するかによって仕上がりもかかる費用も大きく異なります。今回はコスト、バランス、クオリティを重視したそれぞれのパターンの概要を見ていきましょう。

【種類1】コスト重視

コストを重視して、和室とリビングを一体化させるリノベーションをする場合、床、壁、天井、その他の工事に分けられます。

和室の床は、畳からフローリングに変更する必要があります。この時、リビング側のフローリングと同じものが廃盤になっていたり、同じ素材でもリビングのフローリグが色あせていたりすると、色に違いが生じることがあります。

また、和室だったエリアとリビングの境には見切り材を設置するため、床を2つに分けているような見た目になります。和室の畳の厚みとリビング側のフローリングの厚みは異なるので、フローリングの高さに合わせてレベル調整を行う下地木工事が必要です。

和室とリビングを仕切る壁や建具を取り去ります。壁、床、天井の補修工事、壁や天井のクロスの張り替えが必要です。コストを重視する場合は、撤去した壁周辺のみの張り替えにとどめておいても良いでしょう。壁のクロスも、リビングと同じものが廃番となっていたり、新しいクロスと旧クロスとの間に色違いが生じることがありますので、事前に確認しておきましょう。

天井

和室の天井は木目のラミネート天井である場合が多く、解体して造り変える方法もありますが、コストの面で考えると天井材の上にベニヤを直張りしてパテ処理を行い、クロスで仕上げる方法が安価です。

その他の工事

壁を撤去する際にコンセントなどがある場合は、電気工事が必要です。また、和室の窓に設置された障子は撤去しますが、敷居などは残してカーテンレールを取り付けます。和室に押入れなどがある場合は、中はそのまま、ふすまだけを洋風の引き戸に交換するとリーズナブルです。

【種類2】バランス重視

コスト重視プランよりも費用がかかっても、和室だったエリアとリビングの間の一体感を大切にしたい場合は、バランスを重視したプランが最適です。

この場合、床に関してはコスト重視プランと同様の方法を採用します。壁と天井は、旧和室とリビングダイニングのクロスを全て張り替えます。また、押し入れはクローゼットに改築しましょう。

【種類3】クオリティ重視

一つの空間として統一感のある美しい仕上がりを期待する方は、クオリティ重視プランが良いのではないでしょうか。

この場合、和室とリビングダイニング両方の床と壁を新たに張り替えます。和室天井は解体してリビングの天井と同じ高さに。また、障子の枠や敷居も洋風のものに変更します。

2.相場を知ろう!和室リノベーションの費用はどのくらい?

それぞれのプランによって、かかる費用も変わってきます。よって明確な額はお伝えできませんが、おおよその相場観をチェックしていきましょう。

【種類1】コスト重視

コスト重視プランで和室とリビングを一体化させるリフォームをした場合、床工事が約20万円、壁工事に約4万円、天井工事は約5万円、その他の工事には約10万円かかるとして、総額は39万円ほど。概算ですが、余裕を見て45万円以内に収まります。

【種類2】バランス重視

バランス重視の場合は、床工事は変わらず約20万円、壁工事にも約20万円、天井工事は約6万円、その他の費用は約16万円と考えて、総額約62万円のリノベーション代がかかります。ざっくり60~70万円と考えましょう。

【種類3】クオリティ重視

クオリティ重視でリノベーション(リフォーム)すると、床工事に約40万円、壁と天井のクロス張り替えに約20万円、天井の解体と高さ調整に約15万円、その他に約20万円かかるとして、総額約95万円のリノベーション費用がかかります。100万円前後は見ておいた方がいいでしょう。

【番外編】和室を洋室にリノベーション

和室とリビングを一体化させるのではなく、あくまで和室から洋室に変更するのみのリノベーションという方法もあります。この場合、統一感を出す必要がないためリノベーション面積は小さくなり、和室とリビングを一体化するよりも費用は少なくて済みます。

ここまでフローリング、壁、天井それぞれのリノベーションが必要になることをご紹介しましたが、素材や用途によって費用もさまざまです。

以下の記事を参考にしながら検討してみてください。

>>おすすめ記事:フローリングのリノベーション完全解説!おすすめ素材11種の特徴・費用感
>>おすすめ記事:壁紙リノベーションの値段相場とおすすめクロス5種類をご紹介!
>>おすすめ記事:天井リノベーション!こんなときどうする?5つの病状別で相場もスッキリ

3.和室リノベーションの工期は何日くらい?

工事をする前に知っておきたいのが、その期間ですよね。和室を洋室にしてリビング側と一体化させる場合は、1ヵ月前後を想定しておきましょう。メインとなるリビング空間が使えなくなっていますから、この期間は生活するための仮住まいの部屋を探しておく必要があります。

4.あなたの好みは?和室リノベーションの成功事例

実際に和室をリノベーションした事例を見てみましょう。自分の理想とする部屋のイメージが湧くかもしれません。

事例1:店舗のような作付けソファが印象的なLDK

大きめのプロジェクターを置いても違和感が無い広々空間です。壁面に作付けソファを取り付け、大人数をおもてなしできます。

和室リフォーム図面1

和室リフォーム前1

和室リフォーム後1

事例2:LDKとともに住まい全体の回遊性をアップ

リビングダイニングと和室の境目をなくし、キッチンも一体化させています。寝室へ回遊する通路にもドアを設置せず住まい全体が緩やかにつながり、リノベーション前よりもはるかに広い印象を与えています。

和室リフォーム図面2

和室リフォーム前2

和室リフォーム後2

事例3:広いLDK

和室2部屋分と洋室、LDKをすべて一体化させることによって大空間が実現。将来的に必要になったら壁を作ることで、間取りを自在に変えられるプランです。

和室リフォーム図面3

和室リフォーム前3

和室リフォーム後3

5.あったら便利!アイデア和室リノベーション事例

続いては、リノベーションによって広々したLDKを実現しつつも、和室の良さも残した事例をご紹介します。

アイデア1:リビングの一角に和室を

あえてLDKの一角に和室スペースを残したプランです。和のインテリアを楽しみながらくつろいだり、趣味に集中したりできる落ち着きある空間になります。また、お客さんが泊まりに来た際に、お布団を敷けるスペースにもなります。

和室リフォーム事例2

アイデア2:小上がり和スペースと床下収納

リビングに小上がりの和スペースを設置し、さらに畳の下を床下収納にしています。小さなお子さんがいるご家庭なら遊ぶスペースとして使えますし、リビング収納がぐっと増えて便利です。

和室リフォーム事例1

6.和室リノベーションの注意点(防音基準)

和室をリノベーションする際に気をつけておきたいのが、住んでいるマンションの「防音基準」です。お住まいのマンションの管理規約を見てみると、「防音規定」が定められているはずです。

和室の畳をフローリングにする場合、この基準を満たす床構造にする必要があります。一般的なフローリングなら基準値に達している製品が販売されているので問題ありませんが、例えば無垢フローリングにしたい場合などは注意。フローリング材自体に防音性能は無いため、下地材でカバーする必要があります。

フローリングの種類によってお手入れ方法なども変わってくるので、もしフローリングのグレードや素材にこだわりがある場合は、こちらのフローリング記事も参考にしてみてください。

7.DIYで和室リフォームをするには?

DIYに興味がある方は、できることならマンションの和室リノベーションも自分でやりたいと思うのではないでしょうか。しかしここまでご紹介してきたとおり、和室のリノベーションは壁、床、天井、さらに電気工事なども関わってくるため、個人ですべて行うのはなかなか難しいのが正直なところです。仕上がりや時間・手間を考慮すると、プロにおませする方が賢明です。

まとめ

和室とリビングを一体化する場合、リノベーション(リフォーム)方法も費用もプランによってさまざまです。共通して言えるのは、リビングが広くなり、使い勝手の良い部屋へと生まれ変わっていること。また、リノベーションの機会に配管の交換なども併せて行えば効率的です。

後から別の箇所のリノベーションを…と思うと費用がかさんでしまいますから、もし他の部屋のリノベーションも気になっているのなら、スケルトン・リノベーション(スケルトン・リフォーム)を検討してみるのも良いかもしれません。

>>おすすめ記事:【初心者】無理せず叶える中古マンションリノベーションとは?

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