リノベ体験記:間取り成功のお手本!デンマーク風の作りこみ過ぎないリノベ事例。3人家族が制約の中で最優秀賞受賞!

リノベーションしたリビング

デンマークに4年ほど暮らしていたSさんご夫婦。
家具が大好きで、お気に入りの家具をデンマークから持ち込んで日本に帰国後、中古マンションの購入とリノベーションを行いました。

ドアを極力作らない、間仕切りの壁も必要なぶんだけ。実はドアがあるのはお風呂やトイレに向かうサニタリールームの1枚のみ

そんな作り込み過ぎない間取りによって、広さ、眺め、ひかり、子供の様子や気配を感じるゆったりした生活を得られるようになりました。

ご主人「とにかく新築で狭いのは絶対に良くないっていう話をしてました。住んでたヨーロッパでは、築100年とかそういうのも普通で、リノベーションして住むのが当たり前だったので、日本でもそんな生活が良いんじゃないかと思って。」

リノベーションは、おしゃれにできるのは当たり前のこと。間取りによってどれほど暮らしが豊かに、快適になるかが本当に大切なことです。

壁構造という制約の中でリノベーションオブザイヤー2018の最優秀賞を受賞したゼロリノベの考える作り込み過ぎない間取りを解説していきます。

【1】生まれ変わった築40年の中古マンションの間取りの秘訣

川越のリノベーションのビフォア
Before
川越のリノベーションのアフター
After

このビフォーアフター写真はほぼ同じ位置から撮影しています。明るく生まれ変わりました。

お持ちのお気に入り家具をゆったり配置して、いつでも家具を眺められるようになっています。

お引越し前

家具メインというコンセプトなので、家具が入る前だと本当にシンプルな空間であることがわかります。

ギャラリーや美術館のように、家具1つ1つが作品であるように際立つ工夫として、床も無垢のフローリングではなく、色味を抑えた薄いグレーのPタイルを使用しています。(木材の無垢フローリングよりも空間が明るく感じられます)

家具が入りました

家具が入ることで空間の雰囲気が一気に変わります。また、ビフォアの写真に比べて明るくなった理由は、見えていないキッチン側もドアや間仕切りがなく、北東側の窓からも光が入ってくるためです。

図面を見てみましょう。こちらの住まいにはサニタリールームにしかドアがありませんが、通常であればドアを取り付けるであろう部分に”ドアなし”と入れています。

キッチンがある左(北東)側から入る自然光がドアに遮られることなく、どこにいても明るく、視界が抜けて広さを感じやすい間取りになっています。ではどれだけ自然光が入ってくるかダイニング側からキッチンを見て見ましょう。

ダイニング側から見たキッチン

自然光がしっかり入ってきていることがわかります。

奥がキッチンがある北東側です。通常の間取りであれば、ドアがあり、北東側の光はダイニング側には届きません。また、ドアや壁が少ないため、少し移動するだけで、子供の様子がわかるというのは子育て世代にとって大きなメリットのひとつです。

もうひとつ、ドアを使わないメリットをあげるなら、お掃除ロボットの活躍が挙げられます。

ドアがないのでお掃除ロボットが活躍

お掃除ロボットは、通常リビングだけ、ダイニングだけで、しかもうまく動けず充電切れで停まってしまうこともあります。

しかし、今回の間取りのように、お部屋どうしに段差がなくドアもないフルフラットな状態にしてあげれば、帰ってくれば掃除が終わっているようなホテルライクな暮らしも可能です。ゼロリノベでは、おしゃれなだけでなく、快適な暮らしのための間取りの工夫を心がけています。

また、あまり知られていませんが、実はドア1枚を取り付けるまでにかかる費用は十数万円であることも。お部屋や空間を細かく区切るほど、必要な予算も上がっていきます。必要であればいいですが、やたらとドアを取り付ける必要はありません。

ドア(引き戸)はサニタリーの入り口だけ

3LDKなどの画一的な間取りに暮らしていると、廊下や各部屋への入り口にはそれぞれドアがあるのが当たり前だと思いがちですが、必ずしも必要なものではありません。

今回の住まいも、お部屋を細かく分けようと思えば、4LDKや5LDKにすることも可能な広さの物件です。しかし、お部屋を細かく分けて数が増えても住みやすくなるわけではありません。(数字が多いほどグレードが高くて広くて快適に感じてしまうのは不動産業界の広告効果です)

今回の住まいは、壁構造という中の壁を全て抜くことができないマンション構造をした物件で制約の中で様々な工夫をしました。しかし、多くのマンションはラーメン構造といい、中の壁は耐震や構造には関係なく大幅に間取りを変更することが可能です。

元は3LDKの細かい間取りを大空間にリノベーション

こちらは別の物件の例ですが、ここまで壁がない状態にまで間取りを変更できるのがリノベーションです。

それでは次はキッチンや収納、子供部屋など、それぞれをどのように工夫しているかを見ていきます。

【2】作業がしやすい広々キッチン+造作カウンター

壁付の広いキッチンと下がたっぷりの収納になっている造作カウンターによって、全体的にすっきりと収まっているキッチンスペース。作ったものを置いておけて、料理以外の時間も何かと使えるスペースとなっています。

<奥様> キッチン好きですね一番。作業スペースがあるのが一番良いですね。夫婦どちらも使っていて、私はどっちかって言うとケーキですね。彼はパンとかピザとか作りますね。

食器や調理器具がたっぷり入る造作カウンター

造作カウンターは後ろも前も扉がついていて収納力は抜群です。このカウンターがあるおかげで、圧迫されやすいキッチン上部がすっきりしています。

シンクの上に収納スペースがあったほうが便利と考える方ももちろんいますが、どれが正解というものはなく、自分たちが気持ちよく使うために何を選ぶかというのを決めていけるのがリノベーションの醍醐味です。

いちいち脚立に乗って奥のものを取るのはめんどう。。とお考えの方は、収納を兼ねた造作カウンターがおすすめです。

【3】収納を一箇所に集める驚きの効果とは

ウォークスルークローゼット

ゼロリノベでよく取り入れるのが、家族の収納を一箇所にまとめるという方法。その効果はモノを必要以上に持たなくて済む、管理が楽になるなど様々です。

なぜなら、収納スペースに入らなくなったら何かを手放すというルールづくりができるからです。しかも、収納スペースが一箇所にあれば、他のスペースはモノが少なく生活感も出にくい快適な空間を維持しやすくもなります。

今回はウォークスルー型とウォークイン型のハイブリットのようなクローゼットとなっています。玄関側に季節物の収納スペースはありますが、普段使いの持ち物を一箇所に集めるというルールは同じです。また、3箇所も収納への入り口があるためかなり使い勝手のいいスペースと言えます。

ここまでモノを減らすのはちょっと無理かも。。と思った方も大丈夫です。場合によってはロフトを作って延べ床面積を増やすことができるのもリノベーションの大きなメリット。

掃除や片付けをしてもすぐ生活感が出てしまうと悩んでいる方は、広く確保した一箇所収納を取り入れてみてはいかがでしょうか。

【4】子供部屋を最初から作るのはデメリットだらけ!?

図面にはベッドが置いてありますが、お子様が小さいため今はまだフリースペースとなっています。

リノベーションのご相談で非常に多いのが、「子供部屋をどうすればいいか」というもの。お子様がまだ2〜4歳程度で小さい場合、ゼロリノベでは”必要になってから作るべき”とご提案しています。

なぜなら、最初から作ってしまうと第二の収納スペースになってしまったり、作り込み過ぎて子供が出てこないようなしっかりしたものにしてしまいがちだからです。

四方を塞いでドアを付けてと作り込まなくともプラベートを確保できる空間にする方法はいくらでもあります。

それに、必要になったときに一緒にどれぐらいのスペースにするか考えるのは家族にとってもいい体験になります。将来のためにも、今作り込んでしまうのではなく、必要になったら付け足すほうが、ベストなサイズを検討しやすいはずです。

ゼロリノベでは、将来の空間的余白を確保するためにも、作り込みすぎない空間設計を心がけています。

【5】中古マンション+リノベーション、実際どうだった?

ご主人「とにかく新築で狭いのは絶対に良くないっていう話をしてました。住んでたヨーロッパでは、築100年とかそういうのも普通で、リノーベーションして住むのが当たり前だったので、日本でもそんな生活が良いんじゃないかと思って。」

<奥様> 「広さは絶対条件でしたね。最初は部分リノベーション、リフォーム的なのも視野には入れていましたけどね。ネットで色々事例を見てる中でゼロリノベさんにいきあたりました。一番食いついたのは事例ですね。事例で見たキッチンをやりたくて。最終的にはぜんぜん違う事になりましたけどね。笑」

<奥様> 購入にあたっての不安は、お金の問題とやっぱり耐震性ですよね。お金の面は、ゼロリノベさんご紹介のファイナンシャルプランナーさんに相談させてもらって、上限が分かってそれでローンを組んだ感じです。

<ご主人> 耐震面も、まぁ結局ここの物件は壁構造で。

<奥様> むしろなんか、抜けないから嫌だなとは思っていたんですけど、その耐震性が強いって言う面で決めたっていうのはありますね。 設計担当さんも良い人でしたよ。否定がなかったです。なんか全部褒めてくれるよね。家具の写真とかサイズ送っても、あぁ良いですね~。かわいいですね~って。

<ご主人> 最初は収納のスペースも白色だったんだよね。でもグレーあったら面白いですよねみたいな。

<奥様> 言ってくれたのも設計担当さんでしたね。あの発想はなくて、さすがって思いましたね。

※住まいを買う前にお読みください

ここまでリノベーションをした方のお住まいを工夫や考え方をふまえてご紹介してきました。

リノベーションは、住まう人のライフスタイルを反映させた間取りや好きなテイストの空間を実現するものです。

しかし、今この瞬間のベストだけを考えて間取りを作り込んでしまうと、将来ライフスタイルが変わったり、暮らす人数が変わったときに、不都合が起こりやすくなります。しかも、作り込みすぎると、住まいに使っていい予算もオーバーしてしまうかもしれません。

そのためゼロリノベでは、物件探しやリノベーションを行う前に、安心予算の作成を行なっています。また、不動産業界の薄暗い部分や、リノベーションをする前提での物件探しの見るべきポイントについてもお伝えしています。

その理由は、売る側と買う側の知識差が激しい業界だからです。通常一度しか買わない住まいというものはかなりの情報収集をしないと営業マンに騙されてしまうケースがあります。

そのため、ゼロリノベでは、あまりネットではおおっぴらに言えないことも、セミナーではお伝えしています。

また、物件を探してリノベーションをして、お引越しをして住むまでにはおおよそ10〜12ヶ月程度かかります。いずれは自分たちの住まいを、と検討しているなら、今のうちから積極的に情報収集をしてみてください。

もしご興味があれば下のバナーからセミナーの内容をご確認ください。(もちろんゼロリノベのセミナーはセールスはありません)

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不動産屋さんでもあり、設計事務所でもあり、建設会社でもある「IeROHA」運営のゼロリノベが、お金の流れ・マイホームも旅行も叶える家の買いかた・長寿命で丈夫な建物の見極めかた…など、住宅購入にまつわるチェックポイントを公開している「セールスのない」無料セミナーです。