リノベーションの価格や相場に悩まず、損をしない選択肢とは

知りたいのは相場ではなく本当の価格!実際いくらかかるの?
リノベーションの価格をインターネットで調べてみても、相場はなんとなく分かるけど、自分たちの場合、いくらになるのかが具体的にわかりませんよね。しかし安心してください。5分ほど読み進めると、あなたに必要なリノベーション価格がわかります。なぜなら「見積もり制」ではなく、「定額制」リノベーションという価格設定をご紹介するからです。

この記事では、これらをお伝えします。

■ 無理なく人生を豊かにする住宅予算
■ おすすめ定額制リノベ会社2選
■ エリア別の価格事例(東京・神奈川・千葉・埼玉)
■ ストレスフリーな自由設計リノベとは

今後、予算オーバーについて悩むことはありません。価格・費用が膨らむ心配はなくなります。そのうえで理想の住まいが手に入ります。


1「予算はこのくらい!」で大丈夫ですか?

住宅購入&リノベーションしてから後悔しないように、予算を明確にしておくことが重要です。「このくらいの予算かな」と自分で判断するのではなく、ファイナンシャルプランナーなどの第三者に算出してもらうことをオススメします。なぜなら、人生の中で使えるお金は限られているからです。そして、購入後に安心して暮らせるように、いちど決めた予算を死守しましょう。

1-1 リノベーションは誘惑に負けがちです

では、なぜ予算を死守する必要があるのでしょうか?購入物件が決まると「どういう空間にしよう?」とリノベーション設計の打ち合わせが始まります。自分たちが将来住む空間を自由に決められるので、打ち合わせはとてもワクワクした時間になります。

そのため、いろいろな箇所にこだわりたくなって「まぁ、いいか!」と予算を超えていくことが多々あります。

1-2 予算オーバーで喜ぶのは、あなたではなく業者さん

業者としても工事費用が膨らむと嬉しいです。なぜなら、工事費用の何%が利益とおおよそ決まっているので、工事費用が膨らめば膨らむほど利益が大きくなるからです。よって、あなたが「まぁ、いいか!」と予算を超えていっても誰も止めたがらない現実が、この業界にはあります。

1-3「家族の幸せのため…」にひそむ大きな罠

工事費用が膨らんだとき、多くの場合に後づけで、こう正当化します。「家族が幸せに暮らす家だから」と。そして、それを誰も止めません。たとえ素晴らしい家を持てたとしても、後に経済的なしっぺ返しをもらい苦しんでしまっては、本末転倒ですよね。

1-4 支払い苦で競売になる件数、年間2〜7万戸

実際、住宅ローンの支払いが苦しくなり、銀行に差し押さえられて、競売にかけられる人は、年間2~7万世帯あります。

これは、糖尿病と同じで、競売になってしまった人は2〜7万世帯(万戸)ですが、その一歩手前の人(予備軍)を合わせると何倍にもなります。

1-5 定額制リノベーション価格なら安心です

だからこそ、家を持ってから後悔しないために、住宅予算を明確にして、その予算を死守することが最重要です。そのためには、あらかじめ工事費用が明確になっていることが必要ですよね。見積もり制リノベーションではなく、定額制のリノベーション価格なら安心です。


2 定額制リノベーション会社2選

リノベーションの価格は、業者に問い合わせたり、実際に個別相談に行かなければ分からないことがほとんどですよね。でも、セールスされるのが嫌なので億劫(おっくう)になります。だからこそ、明朗会計なリノベーション会社を選びましょう。

Google検索で「リノベーション 定額制」で検索した結果、「本当にホームページで定額費用を明記」&「ゼロからすべてをつくりなおす*スケルトン」この2つの条件を明記しているリノベーション会社をピックアップしました。ご参考までに。*スケルトン工事とは?

*ホームページ上で「定額費用」「スケルトン」が明記されていない会社は不明瞭なので除く
*ピックアップする会社は定期的に調査して追記予定

2-1 仕様を「選択肢の中から決める」定額制リノベーション

決められた設備から選ぶセレクト型リノベーション。業者側からみると、ある程度パターンも定まっているので、時間もコストも軽減でき、設計士の実力があまり問われないプランニングができるため、自由設計リノベよりも低コストが可能。ただし仕様・設備に納得がいかず妥協したり、ロフトや床下収納、アンティーク扉などの特殊プランはできない場合が多いです。

■おすすめセレクト型リノベーション

【商品名】ASSY(アシー)
【サービス範囲】設計・施工
【工事内容】スケルトン・提携施工会社
【70㎡の場合】6,216,000円
【エリア】東京・神奈川・千葉・埼玉

2-2 仕様を「自由自在に選べる」定額制リノベーション

希望に応じて、自由に仕様・設備を選べる自由設計型リノベーション。経験ある建築士(設計士)とともに、ゼロからプランをつくりあげるため、間取り、床材、ドアノブ、スイッチ、扉、ロフトや床下収納、音響、ダウンライト…など、自由自在です。ただし、セレクト型の定額制プランよりコストはやや上がります。

■おすすめ自由設計型リノベーション

【商品名】ゼロリノベ
【サービス範囲】不動産仲介・設計・家具製作・施工
【工事内容】スケルトン・自社施工
【70㎡の場合】7,700,000円
【エリア】東京・神奈川・千葉・埼玉

*戸建てリノベーションについて
中古戸建てのリノベーションは価格が高い傾向にあります。なぜなら、マンションではかからない戸建てリノベ特有の費用があるからです。今後の記事で詳しく書きますので、しばしお待ちください。


3 エリア別の価格事例(東京・神奈川・千葉・埼玉)

リノベーション価格も気になりますが、あなたにとって一番のの関心は「トータルの月々支払い額はいくら?」「いまの家賃に比べて安い?」「どこに住める?」ですよね。

では、月々いくらになるか見てみましょう。ゼロリノベ定額制プランを参考に「物件価格+リノベ費用+修繕積立金・管理費」を合計した月々の総支払い額です。また、家賃相場も比較してみましょう。

*「物件価格・リノベ費用・管理費・修繕積立金」込み
*「住宅ローン変動金利0.7%・35年返済」の場合
*「頭金・ボーナス払い」なし
*「実際のお客様の支払い条件・総支払額」とは異なる

3-1 東京・目黒リノベーション事例

広さ:48㎡
月々の総支払額:105,444円
同条件の家賃相場:152,600円

3-2・神奈川・宮崎台リノベーション事例

広さ:71㎡
月々の総支払額:118,040円
同条件の家賃相場:148,400円

3-3・千葉・柏リノベーション事例

広さ:72㎡
月々の総支払額:81759円
同条件の家賃相場:105,400円

3-4・埼玉・武蔵浦和リノベーション事例

広さ:71㎡
月々の総支払額:80,031円
同条件の家賃相場:118,200円

いかがでしたでしょうか?しっかり予算管理すれば、「月々の返済額」を「家賃相場」より低く抑えることができます。

他のリノベーション事例も見てみたい方は、リノベーション事例を価格順で比較!月々の支払額も大公開をご確認ください。


4 無理なく人生を豊かにする家の買い方

4-1 新築マンションはやめましょう

中古マンションをおすすめします。それも、しっかり管理修繕されてきた安心な中古物件です。なぜなら、「不動産流通推進センター及びレインズ」によると、マンションを手に入れるための新築と中古の平均額は、それぞれ以下グラフの金額です。ご覧のとおり、中古マンションを購入することで、3,000万円ちかく住宅費用を抑えらるからです。大規模なリノベーションをしても【2,000万円】以上の差額です。

この差額の【約2,000万円】もあれば、人生をとても豊かな経験にすることができると思いませんか?しかもリノベーションすれば、自分の好きな空間にすることができるのですから。

4-2 ハワイ旅行に22年連続で行けます

たとえば、家族3人でハワイ旅行なら、何年連続で行けるでしょうか?

5泊7日の旅行プランで一人当たり30万円の条件だとします。3人家族の場合は「90万円/回」です。計算してみると「2,000万円 ÷ 90万円 = 22回」つまり、22年連続でハワイ旅行にみんなで行けます。

経済的にギリギリで新築マンションを購入するより、安心な中古マンションを手に入れた方が、人生全体としては、豊かで幸せな時間なのではないでしょうか。だからこそ、無理なく暮らしを豊かにするためには、中古マンションを選ぶことをオススメします。

4-3 中古マンションの「3つの買いかた」

(1)中古のままの物件に住む
(2)リノベーション済み物件に住む
(3)中古を買って自由設計でリノベーションしてから住む

長期的にみれば、(3)自由設計リノベーションが無理なく日々を愉しむ暮らしができます。なぜなら次の理由があるからです。

4-4 住み替え検討の3人に1人が間取りに不満

(1)中古のままの物件に住む
(2)リノベーション済み物件に住む

これらの空間はどんな人でも買えるように、誰にでも当てはまるようなプランで作られています。しかし実際には、誰にでも当てはまるようでいて、誰にも当てはまらない空間。そもそも自分のライフスタイル用には作られていないので、家事の動線やスイッチの位置、キッチンの高さや風の流れ方…などなど微妙に合わないですよね。些細なことですが、積み重なると意外と大きなストレスになります。

事実、間取りや些細な箇所が合わなくなり、家を買い替える方も少なくありません。

長谷工総合研究所(PDF)が首都圏で同じ持ち家に20年以上住んでいる50歳以上の人を対象に調査したところ、今後の住み替えを希望する回答が6人に1人(世帯)もいました。しかも、その 1/3 以上が現在の住宅に対して不満を抱えています。何千万円も支払って購入した住宅(間取り)に不満があり、リスクを背負って買い換えようとしている現実があります。

4-4 ストレスフリーな自由設計リノベーション

自由設計だったら自分の暮らしに合わせた動線なのでストレスフリーです。「ここにジューサーを置くからコンセントの位置はここ」「キッチンに立ちながらコミュケーションをとりたいからダイニングはここ」「就寝時に電気を消しやすいようにスイッチはここ」…などなど。長期的にみて、日々を愉しめるような暮らしをしたい方には自由リノベーションがぴったりです。

■スイッチやドアノブ選びも自由自在

■自転車やベビーカーも置ける広さの土間玄関

■便利な床下収納

■空間を立体的に使えるロフト

■ 猫ちゃんも暮らしやすいキャットウォーク

■シアター設備もお好みで

4-5 デメリットもあるので注意!

■住むまでに時間が必要であること
中古の戸建やマンションをただ購入する場合には、住みたい戸建やマンションを探して購入し、引き渡しが行われ住むのが一般的ですが、リノベーションの場合には、引き渡しまでの間に、建物検査、設計、施工などの作業が加わります。一刻も早く住み替えたい方には、適切ではありません。

■二重払いが発生する場合もあること
中古の戸建やマンションを購入しリノベーションを行う場合、所有権移転後(決済後)に工事がはじまります。所有権移転すると住宅ローンがはじまります。よって工事の間は、家賃と住宅ローンの二重払いが発生する場合があります。資金計画をしっかりと立てる必要があるでしょう。

4-6 デメリットを回避するためには?

物件を決めてから引き渡しまで6ヶ月ほどかかります。よって引越しに期限がある場合は、少なくとも1年前から行動するとよいでしょう。

二重払いに関しては、工事が終わるまでの間は「金利だけの支払い」になるように銀行と交渉してくれるリノベーション会社もありますので、リノベーションを依頼したい会社が交渉に対応しているかどうかを問い合わせて確認すると良いでしょう。

いずれにせよ、中古マンション3つの買い方の中から、「暮らし方、予算、期限、こだわり…など」のバランスをみながら、自分たちにとって最適な道を選んでくださいね。


この記事のまとめ

予算オーバーで喜ぶのは、あなたではなく業者さん
お金の専門家に予算を出してもらいましょう
定額制リノベーションでしっかり予算管理
■ 希望エリアの月々の総支払額を把握しよう
住宅より大切なことを冷静に考えた物件えらび
■ リノベーションのデメリットを理解しましょう

いかがでしたでしょうか?リノベーションのお金まわりについて全体像がわかったと思います。この記事でもっとも伝えたかったことは、「リノベーションの価格はいくらなのか?」よりも「住宅に使える安心予算っていくらなの?」を客観的に出すことです。ぜひ、物件条件や間取りイメージの前に、住宅予算を出すことから始めてみてください。

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