中古マンションの購入の流れがサクッと「30秒」でわかります。

なるほど!

はじめて家を購入しようとしている人は、物件の購入の流れがどうなるのか?不安ですよね。
こちらの記事を読むことによって、中古マンションの購入の流れがサクッと簡単にわかります。
それほど、細かく今はわからなくても良いという方は、最初の項目だけ読んでください。

 


1 サクッと流れは「8」ステップ!

不動産購入流れ

いかがでしょう?
ローンを使わずに現金で購入する人は、物件探しから物件決済まで最短1ヶ月です。
ローンを使う場合は人によりますが、おおよそ3ヶ月~6ヶ月です。

だいたいの流れがわかれば良いという方は、ここまで読めば大丈夫です。
よろしければ巻末の「中古マンション見極めリスト」も活用してください。

各ステップをもう少し詳しく見てみたいという方は、これより先におすすみください。

岩原邸キッチン


2 物件探し

上記表では、1-3ヶ月程度が平均でした。
しかし、ここで探し方の条件が定まらないと、1年以上探し続け、挙句の果てには疲れてやめてしまうという方も多くいます。
もっとも、重要なポイントです。
この物件探しの条件さえしっかり決まれば、7割がたはゴールまで来たと思っていただいて大丈夫です。
逆に、あまり条件を定めずに、不動産の営業マンの調子に合わせて、ノリでさっくりと決まってしまう場合もあります。
そのような場合は危険ですので、やはり条件決めはしっかり行いましょう。
ご家族がいらっしゃれば、パートナーとの意見の統一が大事です。

こちらの「中古マンションの選び方、この7ポイントだけ守れば絶対に大丈夫!」も参考にしてください。


3 内見

物件探しは、基本的には不動産のポータルサイトを見て探せば問題ありません。
よく、「未公開物件あります。」と言って営業をかけてくる不動産屋があります。
そいういった場合でも、紹介される物件は不動産ポータルサイトに掲載されていることがほとんどです。
もっとも、物件数が多く載っている不動産ポータルサイトはat homeかと思います。
その他にも、suumo、HOME’S を押さえておけば大丈夫でしょう。

不動産屋しか閲覧することができない「レインズ」という不動産検索システムがあるのですが、これら上記の不動産ポータルサイトはレインズよりも新しい情報が掲載されていたりします。

自身だけで中古マンションを探す人は、このポータルサイトで気になる物件を掲載している不動産屋に連絡を取りましょう。
もし、リフォームやリノベーションを前提として購入を検討している人は、工事を行う会社を通して内見の申込みをしましょう。
特にリノベーションをする際は、解体工事でアスベストが出てくる可能性があります。
リノベーション会社と一緒に内見をしないと、アスベストがある物件かどうかの調査が困難です。

工事現場


4 購入申込み

内見に行って、購入したいという思いがあれば、購入申込書を提出いたします。

不動産購入雛形

購入申込書ひな形ダウンロードできます。

記入方法はいたってシンプル。
上記書類の空欄部分を直筆で記入してください。
良い場合はすぐに申し込まないと、後から来た人に取られてしまいますので、内見時には認印を持参しましょう。

(記入のポイント)
・購入価格
売り出し金額をそのまま記入するか、自分で購入したいなという金額があればそれを記入します。
人気のありそうな物件は値引きをすると満額で購入する後から来た人が優先になります。

・手付金
売買契約書を締結する際に、売主さんにお渡しする現金です。
通常は物件金額の5%以上です。
例えば、3,000万円の中古マンションであれば、150万円の現金を契約時に渡します。
そして、物件決済時に、残金2,850万円を支払います。

・契約締結日
申込み日から1-2週間程度です。
まだ決められない場合は「応相談」と記入しましょう。

・引渡日
契約締結日から1-2ヶ月程度です。
まだ、決められない場合は「応相談」と記入しましょう。

・ローン特約
ローンを使う場合は「有」、使わない場合は「無」に○をしましょう。
       
※ローン特約とは?
売買契約の締結をする際に、物件金額の5%以上の手付金を売主さんにお渡しすると話しました。
しかし、もしローンの承認が通らなかった場合は、購入することができませんので、手付金を返還して、契約は白紙ですというのがローン特約です。
「有」に○をつけると、ローン特約をしたいという意思表示になります。
ローンを使わずに、現金で購入する人は「無」に○をつけます。
現金で購入する人は、次の段階のローン仮審査をする必要がありませんので、購入の優先権が高くなります。

平山邸のダイニング


5 ローン仮審査

購入申込みをしたら、いち早くローン仮審査の申込みをしましょう。
なぜ「仮」なのか?
人気の中古マンションはとりあいになります。
いち早く、内見し、購入申込み書を提出し、ローンの承認が取れた人が購入する優先権をもらえることができます。
仮とは、すべて審査したわけではないけれども、早く審査を終わらすために、おおよそOKですという位のスピード感で承認をもらうためです。
承認がでるまでに、早い銀行では1日、遅い銀行では2週間かかる場合があります。

よって、すぐに申込みを完了させるために、予め準備をしておきましょう。
下記の情報は銀行に必ず聞かれることですので、事前に記載しておくと役立ちます。

仮審査用記入事項仮審査用記入事項ダウンロードできます。

この他に仮審査に必要なものは下記です。
・印鑑
・源泉徴収票 2期分(サラリーマンの場合)or 確定申告 3期分(自営業の場合)
・運転免許証 or パスポート他(顔写真が載っている証明書)
・健康保険証


6 売買契約

売買契約締結日はローン仮審査の承認が下りる前に、予定日を決めてしまうケースが多いです。
もし審査に時間がかかり、契約予定日までに承認が下りなかった場合は、締結日の延期を行います。

売買契約時に必要なものは下記です。
・印鑑
・手付金(ATMで現金を引き出す場合は1日の限度額に注意してください)
・運転免許証 or パスポート他(顔写真が載っている証明書)
・印紙

場所は不動産屋の事務所で行います。


7 ローン本審査

売買契約が終わったら、なるべく早く銀行に行き本審査の申込みをしてください。
ローンの仮審査ほど急ぐ必要はありませんが、売買契約書には「ローンの承認を〇月○日までにとってください」という文言が記載されています。

ローン本審査に必要なものは下記です。
・印鑑
・売買契約書
・重要事項説明書
・運転免許証 or パスポート他(顔写真が載っている証明書)


8 ローン契約

ローンの本審査で正式な承認がでたら、銀行との契約になります。
この際に金利をどうするのか?を決めなければいけません。
変動金利にするのか?固定金利にするのか?ご自身のライフスタイル(性格)で決めることがオススメす。
経済状況をウォッチすることが手間ではなく、金利が高くなる直前まで低い金利のメリットを享受したい人は変動金利にしましょう。
そのような手間をかけたくない。支払いは固定させて安心したい、という人は固定金利が良いかと思います。

ローン契約に必要なものは下記です。
・印鑑(実印です!)
・印鑑証明書
・印紙
・運転免許証 or パスポート他(顔写真が載っている証明書)

場所は銀行で行います。

古淵リノベ事例


9 物件決済

いよいよ最後に物件の決済になります。
結構長い道のりでしたね!
サクッと「30秒」ではなく、ここまで読んだ方はおつかれさまでした。
この記事だけでなく、実際に中古マンションを購入する人にとっても、ようやくひと段落をつけることができる日です。
おつかれさまでした。

物件決済に必要なものは下記です。
・印鑑(銀行印と実印)
・通帳
・運転免許証 or パスポート他(顔写真が載っている証明書)
・諸費用分のお金を預金に入れておく。

諸費用に関しては「中古マンションの諸費用がサクッと「30秒」でわかります!」を参考にしてください。

場所は銀行で行います。


10 リフォーム・リノベーション開始

一旦、中古マンションの購入の流れは前項で終わりました。
リノベーションを行う予定だという人は、最後にこの記事を参考にしてください。

リノベーションの流れを添付しておきます。

リノベーションの流れ

こちらの「リノベーションのワンストップサービスの流れ」も参考にしてください。

リノベーション会社の選び方は「自分にピッタリのリノベーション会社の選び方がわかる6つの手順」も参考にしてください。


まとめ

中古マンションの購入の流れをスムーズにするために、もっとも大切なことは「物件探しの条件決定」です。
これが定まれば7割がたゴールに近づいたと同じです。
そのあとは、単なる手続きだけになります。
手続きは、信頼できる不動産屋のサポートを受けることができれば良いので、それほど気にしなくても大丈夫です。

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